ウルトラライト ハイカーマグにMサイズ登場

ULTRA LIGHT HIKER MUG M

ULTRA LIGHT HIKER MUG M
ウルトラライト ハイカーマグにMサイズ登場

ウルトラライト ハイカーマグに
Mサイズが登場

ウルトラライト ハイカーマグにMサイズ登場

ULTRA LIGHT HIKER MUG M

皆さんが何気なく使用しているドリンクウェアにも、開発のきっかけとなったエピソードや、思わぬ発見、気づいてくれたらうれしいなぁという小さな願いが込められていたりします。ここではそんな普段語られることのない開発目線の物語をお届けいたします。大ヒットしたハイカー向け超軽量チタンマグの新サイズ「ウルトラライト ハイカーマグM」です。

カーボンやチタニウム(チタン)という素材をご存知ですか?
開発費用が数億円とも言われる最先端のレーシングカーや、アスリートのギアに惜しげもなく振舞われているハイテク素材です。

中でもチタニウムは高嶺の花的な存在ですが、特性をみればその優秀さは一目瞭然。

頑丈さが鉄の約2倍、アルミニウムの約3倍。落としたくらいでは壊れません。
熱伝導率が低いため、ホットドリンクを飲むのにカップが熱くて口がつけられない、なんてことも軽減されます(完全に熱くならない訳ではないですが。。。)。
さらに、金属臭が少なく、飲み物の本来のおいしさを損なわないとか。

こうして並べてみると、良いことしかないですね 笑。


そんなチタンを採用した、リバーズ初の製品がウルトラライト ハイカーマグ《S》。

その名の通り、超軽量を標榜する小ぶりな180mlのマグです。山を何日も、時には数ヶ月かけて歩く、アメリカのロングトレイルカルチャーを起源とする、ロングトレイルハイカーをイメージして開発しました。

その重さ、わずか34g。

もはや手で持っても、その重さを体感的に感じることはありません。果たして、ここまでの軽さが必要なのかと問われれば、製品本来のポテンシャルを損なわないのであれば、軽さこそが正義だと考えています。

ハイカーマグとは、そんなハイキングオリエンテッド(ハイキング志向)なコンセプトのもとに開発された製品なのです。


さて、結果的に言えば、ハイカーマグは過去の自社製品と比較しても記録的な売れ行きを示し、販売初日にしてあっという間に予定分を完売してしまいました。

アウトドアブームの最中とは言え、小さい割に価格的には安くないハイカーマグが、ここまで広く受け入れられるとは想像していませんでした。ちょっと、びっくり。

チタンマグといえば円筒形のものばかりで、どのブランドも同じように見えていたところに、このハイカーマグのシルエットは随分と新鮮に映ったようです。

そんな中、一番多くいただいた質問が、

「それで、いつになったら《Mサイズ》は発売されるのですか?」

開発を担当している我々にしても、まさかこれほど熱狂的にハイカーマグが受け入れられる「予定」ではなかったので、《Sサイズ》と命名しつつも、実は大きなサイズの開発は考えていなかったのです。

計画性がなくてお恥ずかしい限りですが、慌ててMサイズの計画を始めた次第。

と、後手に回ったとはいえ、ようやく《Mサイズ》も完成しました。

《Sサイズ》がコーヒー1杯分へのこだわりだとすれば、《Mサイズ》はシエラカップへの憧憬がそのコンセプト。調理にも使える器として、アウトドアで万能の活躍を見せるシエラカップに負けないようなオールマイティーさを楽しんで欲しいという願いを込めているのです。

もちろん、スタッキングという、アウトドアギアとして必須のファンクションはしっかりと継承済み。

重さ、44g。容量320ml。

《Sサイズ》と比して大きさの割に重量が増えていないのは、ウルトラライトハイカーマグとしてのこだわりです。


蛇足ですが、テストと称してMサイズを自宅で毎日使っています。これまでのところ、一番印象的なのが風呂上がりのビールだったりします。大口径カップのMサイズに少々雑に缶ビールを注ぐと、チタンのテクスチャーのおかげか、きめ細やかな泡がたって、まるで生ビールをいただいているかのよう。

ごくごくと飲めて、すっかり病みつきです。


余談はさておき、最後にもう1点。

《Sサイズ》では小さ過ぎて推奨していなかったガスストーブの直火も、《Mサイズ》なら問題なし。ガスで直火にかけると、チタンは酸化被膜によって青っぽい独特の色に変化します。それはそれで、いかにもギアという風情が生まれて実に良い趣だと感じるのは、やはり素材オタクすぎるのでしょうか。


なにはともあれ、《Mサイズ》もぜひお試しください。

ちなみに今のところ、《Lサイズ》の販売予定はございません 笑。

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